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 休憩中に立ち寄ったジュンク堂で、スカートの中が見えそうな感じの女子高生が大写しになっている写真集が堂々と平積みされていた。思えばもうこれが並んでから何ヶ月経っているか。

『school girl complex』は、誤解を恐れず書けば、著者が高校生だった頃の妄想を元に制作した写真集らしい。学校生活でありがちな、いわゆる「チラリズム」を扱う。昨年爆発的に売れて、類似・便乗企画も多数出版されている。ジュンク堂の一角にも、その手のものがまとめて置かれていた(ちなみに、似たような方向性を持つ商品として「妄撮シールブック」というものがあって、これは今年誕生日プレゼントとして友だちから頂いた)。
 ただ、エロとして見た場合、アマゾンのレビューでも書いている人がいたけど、なんか違うと思う。
 確かに自分だって高校の頃、女子のそういうのを見ることにけっこうな心血を注いでいたと言ってもちょっとだけ過言なくらいだし、知り合いが床でヘッドスライディングしてスカートの中を覗いたっていう話も聞いてた。が、そういうのは意識してやればやるほど虚しくなる。そもそも実際に見れたこともほとんど無い。むしろバイクに乗ってて歩道歩く子のスカートが風でめくれて「あ、もうけた!」みたいなシチュエーションのほうが記憶に残っている。
 つまり、少なくとも自分の経験から言えば、エロは獲得するまでの過程がいちばん楽しいし、なんの努力も無くラッキーで遭遇したものであればそれは嬉しい。男特有の性格なのかもしれないけど、欲求が満たされないあいだは想像と妄想と焦燥と煩悶で過ごす甘美な地獄が続くが、満たされたあとに待っているのは決して甘美な天国なんかじゃなく、地獄が無くなった代わりに甘美さもきれいさっぱり忘れ去られた虚無が待っている。得たものよりも失ったものの方が多い錯覚に捕らわれるのだ。偶然的ハプニングの場合には失うべきものがそもそもないのだから純粋に嬉しいだけなわけ。
 ただし性的欲求には限りがないから、すぐに復活してまた新しいものを求めることが続いていく。人によっては時期によってはそのスパンが短いからわかりづらいけれど、エロは一つひとつ(?)がそれぞれ独立しているものだと思う。

 というわけで、『school girl complex』は、販売戦略にエロ・システムを使っていて、本自体はエロだが中身そのものには決してエロは無い。
 ジュンク堂を通りがかるたび否応無しにも目に入ってきて欲しくなるのだけれど、買って帰って頁を開いていくとすでにいつの間にか虚無に支配されていることを自覚せずにはいられぬはず。見る前のドキドキと\2,000を失っていて、レジに差し出したことでプライドとひょっとしたら評判さえも失ったことに気づくのだ。前述のアマゾンのレビューの人(この人とはいい酒が飲めそう)も書いているが、「サムネイル画像の方を眺めながら、『この本が手元にあれば』と妄想するところで止めておいた方が賢明」なのだろう。
 だって、写真集の中には「あの子のパンツが見たい」なんていう過程は存在しえない。前段階として何でもない日常の学校風景が挿入され、ひとりの女の子にフォーカスが当てられ始めてそこからチラリズムに入っていくのならまだしも、実際はそれぞれ独立した写真一枚一枚が唐突に提示されるだけのようだし、ハリーポッターの世界じゃあるまい、写真はそれ以上の状況から進展しない。顔も見えない女子高生の写真を単発で見せられて何をしろというのか。自分で本を買って自分でページをめくっておいて偶然性のハプニングを期待するのもバカげている。それなら街へ出て道を歩く女の子たちを眺めていたほうがはるかにましだ(しないけど、もちろん)。
 要するに、今回のエロは「本を手に入れた」という時点ですでに完了してしまう。だから中身はエロじゃない。


 結論:『school girl complex』はエロ本ではあるかもしれないが、コンテンツはエロではない。であればこれは芸術だの図鑑だのといった、つまらなさの象徴である言葉を充てがって定義するのが適切。さらに、購入すると失うものが多そうなので、購入は差し控えるのが吉だろう。


 書いてたらつい楽しくなって長々と語ってしまった。
 しかし、よくよく読み返してみれば、単にこれって、期待して買ったら趣味も合わないしつまらなくてバカを見そうだからやーめた、って話にすぎないじゃん。エロまったく関係ねぇ!
 そういうことで閲読注意。

 時間が余って屁理屈こね回して遊んでいた一日でした。
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